オウンドメディアの作り方。6つのフェーズ別でみる必要な作業

オウンドメディアを構築しているところ

企業の宣伝・ブランディングに効果的なオウンドメディアですが、立ち上げ時には、さまざまな知識やノウハウが必要です。サイトの方針やペルソナ設定、サーバー選びやサイト構築などメディア運営の経験が無い場合、スタートが切りにくいでしょう。

しかし、作業全体のイメージを捉えることができれば、フェーズごとに切り分けてスムーズに進められます。今回はオウンドメディアの立ち上げ時に欠かせない、戦略策定やサイト構築、必要な運用メンバーなど、一連の流れをご紹介します。

フェーズ①サイトの方針/ターゲットを作ろう

オウンドメディアのイメージ

サイトの方針設定

最初に決めなければならないのは、サイトの方向性ジャンルです。
どんな価値を提供するメディアなのか、目的・コンセプトを明らかにしてください。また、競合となる他社のWebメディアを調査することも忘れてはいけません。とくに大規模サイトは既に読者層を確立しているため、なるべく既存サイトと差別化できるよう調整しましょう。

ペルソナ設計

サイトの方向性が決まったら、どんなユーザーに情報発信していくか指標となるペルソナ設計が必要です。性別年齢職業趣味行動パターン家族構成に至るまで、どういった読者を対象とするのか細かく設定してください。ここがしっかりと固まれば、今後のサイト運用やコンテンツ制作の方針も立てやすくなります。

立ち上げ時の綿密な調査や設定は、大切な戦略のひとつです。ベースとなる部分ですので、しっかり固めておきましょう。

サイト名を決めよう

ジャンルとターゲットを設定したら、次はサイト名を決めましょう。できるだけキャッチーで、覚えてもらいやすい名前を考えてください。候補がそろったら、同じ名前のメディアがすでに存在していないか、必ず確認してください。

また、サイトの方針が反映されているか、ターゲットにとってわかりやすいか、などあらゆる視点から熟考しましょう。最初はアイデアベースで構わないので、なるべく多くの案をアウトプットしてくことがポイントです。

フェーズ②メディアのドメインを決める

ドメインの取得

ここからは、サイト構築に必要な「Web上の住所となるドメインを取得」についてご紹介します。
ブログ記事の配信サービスとして有名な「アメブロ」「はてなブログ」でもドメインを取得できますが、サブドメインとしてサービス名(~~.ameblo.jp)が入ってしまいます。この場合独自ドメインにはならないので注意してください。独自、サブドメインの違いや特徴について紹介します。

独自ドメインの取得

決定したサイト名をもとに、Web上の住所となるドメインを取得しましょう。
独自ドメインは、サイトの“個性”です。サイトが成長して評価(信頼)を得ることができれば、取得した独自ドメインが後に大きな資産となります。また、ドメインが評価されることはSEOにも影響します。

独自ドメインの評価が高まれば質の良いサイト(信憑性、アクセス数など)として検索エンジンに認識され、コンテンツの上位表示も狙いやすいでしょう。ただし、ゼロベースでの育成になるので、メディアの成熟には時間がかかる傾向にあることは頭に入れておきましょう。

サブドメインの場合

メインサイトがある場合、サブドメインを設定してメディアを運営することがあります。
この場合、メインサイトを持ちつつ独立したディレクトリ構造を構築できるため、メディアのテーマ性やユーザビリティ向上を視野に入れた際に利用されることがあります。
一方でメインサイトのSEO評価が分散されてしまうので、メディアのテーマをよく考え、必要であればサブディレクトリでの構築も検討しましょう。

サブディレクトリの場合

メインサイトの下層ページにメディアを構築する場合があります。
メインサイトと主たる目的が同じケースや、関連性の高いテーマのメディアを運営する場合にはSEO評価も引き継げるため、スピードアップを図れます。
ただし、メディアのテーマや目的に一貫性が無い場合、メインサイトの評価を下げてしまうこともあるので注意が必要です。

もし選択に迷われている場合はAppmartまでご相談ください。
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フェーズ③サーバー環境を整えよう

サーバーとの繋がり

オウンドメディアを立ち上げる際には、サイトを運用するサーバーの準備が欠かせません。
読者が増えるほどサーバーの負荷が増加するため、後々のことまで考えて、適切なタイプを選びましょう。
サーバーにはいくつか種類がありますが、ここでは代表的な3つのタイプを解説します。

自社に専用サーバーを置く

自社内にサーバーを設置するタイプは、内部の負荷や要望に応じて管理・構築できるため自由度は高いです。しかし設置スペースや電気料金はもちろん、排熱にまで気を配らねばなりません。また、安定した運用には専門知識が要求されるため、メンテナンス担当者を確保する必要があります。

クラウド型のサーバーにする

クラウドサービスと契約してサーバーを利用するタイプです。負荷に応じてサーバーの処理能力を簡単に増強できます。設備管理はサービス側が行ってくれるため、物理サーバーほど手間がかかりません。クラウド型の場合は、原則使用した分だけ料金が請求されます。

共有(レンタル)サーバー

1つのサーバーを複数の会社でシェアするタイプです。クラウド型のような柔軟な増強はできませんが、運用コストを低く抑えたい場合にはおすすめです。

フェーズ④サイトを作ろう

CMSの決定

サイトの構築には、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使用すると便利です。
基本的な枠組みや各種機能が最初からそろっており、記事の作成に集中できます。非常に多くのCMSが存在しており、無料のものから有料のもの、シンプルなものから多機能なものまで要望に合わせて選択できます。

WordPress(ワードプレス)といったオープンソースのものを選べば、すぐにサイトを立ち上げられます。社内にエンジニアがいる場合UI、UXを考慮した独自のCMSを構築するケースもあります。

サイトのロゴ

ロゴも、サイトの印象を左右する重要な要素です。独自性を出したいのであれば、既存のフォントをそのまま使うのは避けましょう
サイト名やサイトの方針・イメージを反映させたデザインに仕上げてください。いくつか候補が決まったら、テーマカラーやフォントから伝わる雰囲気。サイトの方向性や内容に乖離がないか確認しましょう。

フェーズ⑤メンバーを集めて運用する

運用メンバー

運用メンバーを集める

オウンドメディアの運用を安定させるためには、各ポジションで必要なメンバーを集めましょう。

オウンドメディアにおいてコンテンツ作成は欠かせません。主に記事コンテンツに関わるメディアの編集者ライター。コンテンツの分析・戦略設計を担当するディレクターマーケターが必要でしょう。
サイト構築ができるエンジニアがいれば、構築、メンテナンス、アップデート、保守が内製化できます。
リソースが足りないときは、記事制作会社や運用、サイト構築を一部委託するのも手です。

コンテンツはSEO対策したものを発信

SEO対策を施したコンテンツは、検索結果の上位に表示されやすくなります。
そのため、多くの読者を集めるうえでSEO対策は外せません。コンテンツ化するフォーカスキーワードの選定。見込みや顕在顧客が持つニーズを理解し、アウトライン(構成案)を作成する。そして、コンテンツを継続的に企画・制作・配置して、分析も行いながらコンテンツマーケティングの質を高めましょう。
ノウハウがなければ、こちらも外部のサポートを検討してみてください。

フェーズ⑥継続してメディアを大きくしよう

以上が、オウンドメディアの基本的な作り方です。
“ゼロから始める”として、ざっくりとフェーズ別に紹介しましたが、いくつかは同時並行する気持ちで進めて良いでしょう。

オウンドメディアは長期的な運用でこそ効果がでるマーケティング方法です。
立ち上げ後は、読者に求められているものは何か、自分たちだからこそ出せる個性は何か、と試行錯誤してメディアを大きくしていきましょう。

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