同じ業界の競合他社がどんなオウンドメディアを運営しているかを調べることは、自社のオウンドメディアを立ち上げる際にとても有効な手段のひとつです。
今回は、オウンドメディアを立ち上げるペット業界の担当者に向けて、同じ業界の企業が運営しているオウンドメディアの事例をご紹介します。
この記事でわかること
・ペット業界のオウンドメディアの特徴がわかる
・競合他社のオウンドメディアの傾向がわかる
もくじ
ペット業界のオウンドメディア事例
みんなのペットライフ
出典:https://www.min-petlife.com/
「みんなのペットライフ」は、株式会社ペットオンラインが運営しているオウンドメディアです。「お役立ち」「エンタメ」「おすすめ特集」の3つカテゴリに分けて、犬や猫に関する情報を発信しています。
「犬を勝手に触る人の対処法」「初めての動物病院の準備やマナー」など、すでに犬や猫を飼っている人が抱える悩みの具体的な解決策といった信頼と得られるようなコンテンツと、犬や猫のかわいい画像などの親しみを感じるコンテンツを併せて掲載しているなど、ユーザーがサイトのファンになってもらえるようなコンテンツマーケティングを行っています。
LION PET
「LION PET」はライオン株式会社が運営するオウンドメディアです。
シャンプーや歯磨きの方法、お部屋のニオイ対策など、犬や猫と暮らす際のノウハウが細かく紹介されているのに加えて、画像を大きく配置したり手順の動画を設置したりするなど、ペットを初めて飼った方でも理解しやすいような構成にしています。
また、テーマに関連したライオン商品を記事の末尾で紹介しており、どの商品を買えばいいか分からない方にも配慮していることも特徴のひとつです。
いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINE
「いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINE」は、株式会社ベネッセコーポレーションが運営するオウンドメディアです。
「愛犬の噛みグセ直しでやってはいけない3つのこと」といったお役立ち情報の他にも、野原に捨てられた子犬が現在の飼い主と出会い、癒しをもたらす存在になったことを紹介する記事を発信するなど、犬や猫の飼い主はもちろん、これから犬や猫を飼おうとする人たちや犬や猫が好きな人を対象にしていることが特徴です。
また、Twitterフォロワー数が多いことも特徴のひとつで、72,000人を超える人気メディアになっています。
ふぁみまる
出典:https://pet-tabi.jp/weblog/
「ふぁみまる」は、株式会社カーベルが運営するオウンドメディアです。
「老犬の便秘の原因は何?」や「老猫に最適な栄養補給方法とは?」など、主に高齢の犬や猫を飼っている人を対象にした情報を発信していることが特徴です。犬や猫に関連した病気についての情報も多く発信しており、犬や猫と長く一緒に過ごしていきたい飼い主の思いに寄り添ったコンテンツ作りを行っているメディアです。
Dog Huggy Magazine
出典:https://doghuggy.com/media/
「Dog Huggy Magazine」は、株式会社DogHuggyが運営するオウンドメディアです。
犬と一緒に行けるお店やイベント情報、愛犬家が教える床のすべり止め対策など、犬を飼っている方に向けた情報を発信しているのに加え、インスタグラマーや自社サービスのユーザーにインタビューした記事も掲載しており、読者が自社サービスに興味を持ってもらいやすいコンテンツを制作していることも特徴です。
PEDGE
「PEDGE」は、アイペット損害保険株式会社が運営するオウンドメディアで、『ペット業界の「半歩先」を伝える』をコンセプトに、ペット業界で働いている方や業界のトレンドをいち早く知りたい方に向けて情報を発信しています。具体的には、ペット業界に関連する企業、学校法人、一般社団法人の方にインタビューした記事を制作しており、ペット業界における新しい取り組みなどを紹介しています。
PECO
「PECO」 は、株式会社PECOが運営するオウンドメディアです。
エンタメ、ライフスタタイル、まんがなど、ペットに関連したコンテンツを数多く発信していることが特徴で、Googleにインデックスされているだけでも約10,700件あります。
また、著名人のインタビューやブラッシングのポイント、愛犬を迎えるための準備グッズなどを紹介する動画コンテンツも多く発信しており、ユーザーが一目見てわかりやすいコンテンツを展開しています。
自社の特色に合ったオウンドメディア作りを
今回は、ペット業界にフォーカスしてオウンドメディアの事例をご紹介しました。
犬や猫を飼っている人だけでなく、犬や猫が好きな人、高齢の犬や猫を飼っている人など、同じ業界の中でも企業それぞれでターゲットにしている対象が違うことがわかるかと思います。自社の商品やサービスの紹介を記事内に入れるかどうかも、考えるべき要素だといえるでしょう。
オウンドメディアを始めるときには、「どんな価値を提供するメディアなのか」というコンセプトを最初に決めることが重要です。コンセプトをしっかり決めてあげたあとに競合他社のオウンドメディアの内容を参考にして、どんなオウンドメディアを作りたいか検討していきましょう。