自社でオウンドメディアを運営していく為に必要なスキルとは

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オウンドメディアの導入が増えていますが、自社で運営しているパターンやアウトソースをしているパターンなど運用形態は様々です。

そこで今回、自社で運営していく場合に必要なスキルとは何なのか。
私達が考える必要なスキルをまとめてみました。

オウンドメディアを運営するのに必要なスキル

オウンドメディアの運営に必要なスキル
運営していく上で必要なスキルは、大きく分けて「プランニング力」「編集力」「ディレクション力」「継続力」「WEBの理解力」と考えています。
今回は、これらの中身を噛み砕いたものを書いていきます。

プランニング

企画力

まずは大前提として、オウンドメディアを何のためにやるのか(やっているのか)を理解した上で、企画を作らなければいけません。
その中でどんな構成にするのか、どんな企画を行うのか、ソーシャルメディアの巻き込み方はどうするのかなど、全体を自分事としてとらえつつも、俯瞰して見れる企画スキルが必要です。

ターゲティング・ペルソナ設計の理解

コンテンツマーケティングを行う上で、誰に対して情報を発信するのかは非常に大事な項目です。
大枠のターゲットから、ペルソナを導き出し、そのペルソナの持つ背景や心理的キーワードを抽出し、カスタマージャーニーの分類化を行う事で、リーチしたい人への有益なコンテンツが作れるようになります。

調査データの整理

競合調査やペルソナが求める情報の整理など、発信するべき情報は何なのかに向けて調査活動を行う必要があります。
メディアを組み立てて行く上では必要なスキルです。
自分達の過去の経験からの推測だけでは、決して深いところまでは顧客の心理は理解できない事も多い為、調査においては価値観を固定せずに多感であることも重要です。

メディアの設計

企画や調査のデータを基に、どうやってUI、UXに落とし込むのかを考え、よりメディアが伝えやすいものになり、そして魅力的になるかを設計していきます。

オリジナリティの追及

他社ではなく、なぜ自社のメディアを見てくれるのか、自分達の強みをしっかり理解して、それをオリジナリティとしてメディアに落とし込む力も必要です。

編集力

記事や動画などのコンテンツ企画

あるべきコンテンツは、テキストで伝えるべきなのか、動画で伝えるべきなのか、もしくはその他の方法で伝えるべきなのか、最適な方法で伝える為に情報の編集が出来るスキルは重要です。

ライティング能力

見てくれる人にとってわかりやすい文書構成や、トンマナの整合性などをとっていく為には、ライティングを理解している必要があります。

コンテンツSEOの理解

コンテンツの閲覧側はもちろんのこと、検索エンジンに対してもわかりやすい構成や、手法などを理解し、実践できる編集能力は重要です。

写真撮影や画像素材の理解

写真撮影を行う場合はフォトスタイリングの知識。素材を購入する場合は購入、管理などの知識。
無料素材などを使う場合にはクリエイティブコモンズの理解や著作権表記の方法などは必要不可欠です。

画像加工スキル

ユーザーにコンテンツを伝わりやすくするために、コンテンツにマッチした画像の選定や加工などは大切なスキルです。

取材力

インタビューなどを行う場合には、場所、人物の選定から、伝えるべき情報を引き出す為の質問力など、全体的な取材力は重要。

正確さ

コンテンツを配信する際に、間違った情報ではないか、誤字脱字等は無いかのチェックや正確さは非常に大事になってきます。

ディレクション

調整力

社内外問わず、オウンドメディアを一人で運営していくのは非常に困難な為、その際に必要になってくるスキルが調整力です。
社内であればデザイナー、ライター、開発側との連携や、インタビューコンテンツなどで協力してくれる方との社内調整は非常に大事です。
外部を使う場合も金額の交渉やスケジュールの調整などが必要になってきます。

段取力

こちらも社内外問わず、調整をしたものの段取りがめちゃくちゃだと事は進みません。
企画の設計やコンテンツを配信していく上でも、段取りをきちんと組めるスキルは、ディレクターの立場としては非常に重要です。

顧客視点に立った理解力

コンテンツの企画時点からもそうですが、メディアを運営していく上で反響が数字で表れる為、
顧客が求めているものと、発信しているものは合っているのか。
顧客側に立った場合に、間違ったことはしていないかの理解を常に持っておくことが大切です。

グロースハック術(効果測定・改善推進力)

GAやMAでの数字データの分析から改善点の洗い出し、そして次へ繋げるための企画や段取りなど、
メディアを成長させていく為のスキルとして、非常に重要な役割を持っています。

チャレンジ力

仮説を立て、ユーザーが喜んでくれるのではないかという観点からの新しい企画や、実験的なコンテンツなど飽きさせない仕組みを考えて行くのも大事なことです。

継続力

コンテンツの配信

継続的にコンテンツを配信し、更新性を持たせ常に鮮度のあるメディアとする事は大切です。

スピード

軌道に乗ってきた際には、より早く、より正確にコンテンツを届けられるように、スピードアップを為の施策を考えて実行することは重要です。

熱意

「誰かの為にこのメディアを通じて役に立ちたい」「届くべき人にこの情報を届けたい」など、
たとえメディアとしてなかなか伸び悩んでいても、熱意と情熱を持って取り組む事は重要です。

柔軟性

何か間違っていたことや、変えなければいけないことがあった場合には、
なぜ?を追求して継続的に取り組んでいくことも大切です。

WEBの理解力

WEBの基本概念

HTMLやCSSの基本知識、サーバー周りの基本知識、各種CMSの使い方など、自社で運営をしていく場合には無ければいけない知識です。
実際に手を動かすことがない場合でも改善点を洗い出していく為には必要になります。

SEOの内部対策、外部対策の理解

SEOの基本知識が無い場合は必ず損をしてしまいます。
検索エンジン上プラスの項目はもちろんですが、マイナス要因が多い場合は、頑張っていてもなかなか上位に上がることは難しく、
その結果コンテンツをユーザーに届けられなくなることが発生してしまうでしょう。

GoogleAnalyticsの知識

運営上で数値分析は必ず行いますが、解析を行う上で代表的なツールです。

SearchConsoleの知識

自社メディアの内部構成理解や、流入キーワード分析などを行う上で必要不可欠なツールです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
これからオウンドメディアの取り組みを始める方や、始めたいと思っている方はぜひ参考にして頂ければと思います。
目的を達成させるために、足りない部分などがあればアウトソースをし外部の力を借りるのもひとつかと思います。
より良いメディアが増えていき、世の中がより豊かになりますように。

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そうならないためにも事前準備としてのコンテンツ設計は、目標設定、ペルソナ設計と同じく重要な項目といえます。
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松田 慶司郎

記事の投稿者: 松田 慶司郎

オウンドメディアの運営からコンテンツマーケティングのサポート、各種プロモーションの企画など、集客におけるWEBマーケティング全般をお手伝いさせて頂いております。 Twitter:@nanamenoshiten

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