コンテンツマーケティングのメリット6選。デメリットも紹介


中長期的に集客を狙えるコンテンツマーケティング。即効性のある広告とは違い、多くのコンテンツをタッチポイントに自然検索流入でユーザー(潜在顧客・見込み客)と接触を図ります。商品の販売戦略や会社名の知名度向上。セミナーを目的にしたWeb集客などビジネス展開図る手法として、BtoB、BtoC問わず取り入れられるようになってきていますが、メリット・デメリットは把握できていますでしょうか。今回は、コンテンツマーケティングのメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット

①潜在顧客の発掘


コンテンツマーケティングでは、基本的に>検索ニーズのあるキーワードを使って記事化します。記事が検索上位に表示されれば、露出度は高くなりそのコンテンツをタッチポイントに顧客を増やすことができます。これが、コンテンツマーケティングの醍醐味と言えるでしょう。
SEO対策質の良いコンテンツ(可読性、ニーズを満たしている、など)を目指すことはもちろんですが、まずはコンテンツの量を増やし、タッチポイントを増やすことを目標にしたほうがいいでしょう。

※SEO=検索エンジン最適化

②始めやすい

第一に、>企業の規模に関係なく始められるという利点があります。必要なのはCMS(プランによっては無料で利用可能)と書き手です。コーポレートサイト内のBtoB系のブログ。BtoC向けのメディア記事(商品紹介、時事ニュース、ハウツー…etc)など、どのようなメディアのテーマ・キーワードで書くかはある程度企画が必要ですが、基本的に一人でもすぐ始められます。

③SNSも活用して流入チャネルを増やせる

SNS活用

拠点となるオウンドメディア内でコンテンツが公開されますが、自社で、SNSを運用していたらコンテンツをSNSに流して、検索エンジンからの自然流入(オーガニック流入)だけでなくSNSのチャネルから流入を狙うこともできます。拡散されればより多くのユーザーと接点がもてます。

④自社の資産になる

基本的に、一度制作・公開したコンテンツは削除しなければGoogleのデータベースにインデックスされ続けます。そのため、過去投稿したコンテンツを通して問い合わせが一定数ある、など長期的に貢献してくれるものとなります。リライトで最新の情報に更新すれば、また新しい価値のあるコンテンツとしGoogleに評価されるでしょう。

▼コンテンツの資産作りのメリットについてこちらで紹介しています。

⑤広告費の削減になる

基本的に以下2つはアプローチできる層が違います。

  • 広告…顕在層(すぐ欲しい、買いたい、比較検討段階)
  • コンテンツマーケティング…潜在層(興味関心程度)

これを前提に、なぜ広告費が削減できるかというと以下2つの理由が挙げられます。

  1. コンテンツマーケティングで潜在層を顕在層に引き上げることができれば、コンテンツマーケティングは間接効果としての役割になり、ディスプレイやリスティング広告への送客に貢献できる。
  2. 広告の代わりに、ユーザーとのタッチポイントとして複数のコンテンツからCVが発生する可能性がある。

間接効果としての役割、CVの新しい流入経路として大いに役立つでしょう。結果として、広告のCPC(クリック単価)やCPA(獲得単価)を抑えることができます。

⑥LTVの最大化ができる

LTV(Lifetime Value)とは顧客生涯価値です。顧客と長期的な関係を築くことによって、生涯にわたって得られる利益を最大化できます。コンテンツマーケティングは中長期な戦略なので、新規開拓はもちろん顧客の定着化も施策によっては可能です。

例えば、メディアの成長に合わせてリッチコンテンツ(有料コンテンツ、定期購読など)を提供して収益を得る、ということです。一時的なものでない、生涯にわたって消費できるコンテンツやサービスを用意することがポイントです。

デメリット

①継続が必要


この手法はコンテンツの継続的な配信が必要なので、編集者やライター、ディレクション担当など制作体制予算がないと途中で頓挫する可能性が高いです。コンテンツを作り続けるための長期的な制作計画やチーム力も必要です。

②結果ができるまで時間がかかる

コンテンツ数があるほど、>Googleクローラー(コンテンツを評価するロボット)の評価対象が増えるので結果がでる可能性が高いです。ですが、基本的にコンテンツへの評価が安定し結果がでるまで時間がかかります

コンテンツをインデックスしたあとGoogleクローラーが何度かコンテンツを評価しにくるが、一度のチェックですべて評価するのではなく何回か巡回しにきます。評価が安定するまで数週間~3か月ほどかかり、その間検索順位が大きく変動することがあります。

また、自社で策定したコンテンツの戦略や、定期的に行われるGoogleアルゴリズムのアップデートにもよっても結果は左右されます。一概に言えませんが、基本的に時間はかかると考えておくといいでしょう。

③SEOのテクニカルな面が必要

コンテンツマーケティングの大前提としてSEOの知識ノウハウは必要です。Googleの検索エンジンが日々ユーザーにとって最適なコンテンツを上位表示させられるようアップデートしているので、コンテンツの作り手はその環境に順応しなければなりません。ユーザーの目線に立ってニーズを満たす記事を書くことはもちろんですが、クローラーの評価ポイントを知ったうえでSEOコンテンツを作ることが必要です。

▼クローラーの評価ポイントについてはこちらでまとめています。

まとめ

コンテンツマーケティングのメリット・デメリットはありますが、サイトの方針・ターゲットに合わせたキーワードを選び、SEO対策をしたコンテンツを計画的にインデックスしていけば徐々に結果はついてくるでしょう。長期的に運用すれば、自社サイトの利用者データが取れますし、それを踏まえたサイトの改善やコンテンツの企画もできます。また、CVへ行動を促すこともできるでしょう。

是非、下記よりコンテンツマーケティングに関する資料をダウンロードしてみてください。

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コンテンツマーケティングにおいて、なぜペルソナを設計するのかといえば特定の人に刺さるコンテンツをつくるためです。
コンテンツマーケティングを行ううえで、自社で設定したゴールにたどり着くべき人とは誰なのかを明確に持っておくことが大切。「このコンテンツは発信するべきものなのか」、「意味があるものなのか」など、つくるべきコンテンツを定める必要があるからです。
とくにtoBにおいては、名前や年齢などのデモグラフィックデータよりもターゲットとなる人物の心理が重要になります。

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中山佳子

記事の投稿者: 中山佳子

Appmartでコンテンツ制作を担当しています。toC向けのメディアを多く担当してきました。SEOを意識した記事を作成します。

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