SEO対策の効果は何で見る?効果が出るまでの期間と対策を解説

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SEO対策を行う際、効果をどのように見ればいいのか、またどのくらいの期間で効果が出るのかを把握しておく必要があります。そこで本記事では、SEO対策の効果の見方や効果創出の期間について詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • 効果検証で見るべきこと
  • 効果が出るまでの期間
  • 効果を創出するために行うべきこと

SEO対策の効果は何で見るべきか

そもそもSEO対策は、検索エンジンの検索結果で上位表示をさせ、サイトへの流入数を増やすことを目的に行います。そのため、SEO対策の効果を検証する際には、「トラフィック」「ブランディング」の2つの観点でKPIを見ることが大切です。

トラフィック増加

Google検索結果の順位毎のクリック率

『2021年のCTR調査研究』より一部改変

検索結果の上位に表示されればされるほどクリック率が高くなるため、サイトへの流入数が増加します。たとえば、10位から1位に順位を上げることができれば流入数は約10倍増えるということになります。

そのため、トラフィックの増加を確認することでSEO対策の効果を見ることができます。そこで直接的な効果として使われる指標が、セッション数です。

セッション数は、ユーザーがサイトに訪問をした回数を表しています。セッション数の中でも、オーガニックセッション数は検索結果からのサイト流入数を確認することができるため、SEO対策による効果を見ることができます。

また、CVが発生していなければユーザーニーズに答えられていない可能性があるため、CV数の確認もSEO対策の効果を図る指標として重要となります。

ブランディング効果

検索結果の上位に表示されるようになると、より多くの人の目に触れる機会が増えます。更に、特定の分野で上位表示されるようになると、ユーザーの認知度が高くなりブランディング効果が期待できるようになります。

このような効果を測る指標として、PV数があります。PV数はサイト訪問数であるセッション数とは異なり、ページの閲覧回数を指します。サイト内で見たページ数をカウントすることができるため、ユーザーが自社のコンテンツに興味を持っているのかどうかを知ることができます。

また、PV数だけでなくサイト滞在時間を見ることで、ユーザーにとって良いページであるかどうかの判断も可能です。

これらの指標が高ければ高いほどユーザーに信頼されているサイトとなり、ブランディングに繋がるのです。

SEO対策の効果が出るまでの期間の考え方

SEO対策の効果はいつ出るのか?と疑問に思う方も多いと思いますが、実際にはSEO対策の効果が出る期間は決まっていません。しかし、一般的には初期サイトローンチから3ヶ月は上がらないと言われています。

そのため、SEO対策を行う際には、次の3つの考え方をもとに考えることが大切となります。

キーワード難易度によって異なる

SEO対策では、選定したキーワードをもとにコンテンツ作成を行なっていきますが、キーワードにも難易度があります。

たとえば、競合の多いキーワードは難易度が高くなるため、しっかりとGoogleの評価基準に遵守した対策を行う、もしくは掛け合わせのキーワードで複数コンテンツを作る必要があります。

また、専門性のあるキーワードはGoogleからの評価も厳しくなるため、難易度が高く上位表示も難しくなります。そのため、キーワードの難易度によっては効果が出るまでの時間が長くなってしまう場合があるということを理解しておくことが重要です。

キーワードの検索ボリュームによって異なる

キーワードの検索ボリュームが高いキーワードは、上位表示されればセッション数に大きく影響しますが、1記事だけでは効果が出にくいという特徴があります。

検索ボリュームが大きいということは検索される回数が多いということになるため、検索結果数が多く上位表示が難しくなるのです。

そのため、検索ボリュームの大きいキーワードでコンテンツを作成する場合には、特別なSEO対策が必要となり、中長期的に取り組まなければいけません。一方で、検索ボリュームの少ないキーワードやニッチなキーワードは、競合が少なく上位表示も狙いやすくなるため、比較的短期間で効果を出すこともできます。

このように、キーワードの検索ボリュームによって効果の出方や出るまでの期間が異なるということを理解しておきましょう。

Googleから評価されやすいサイトの共通項

Google検索結果の順位毎のドメイン年齢

『Googleでランク付けするのにどのくらい時間がかかりますか?(Ahrefsによる研究)』より一部改変

Googleから評価されやすいサイトの共通項として、サイトのドメイン年齢が挙げられます。Googleはドメイン年齢が古いサイトのSEOにおける優位性を否定していますが、Ahrefsの調査結果によると、ドメイン年齢の古いサイトが上位表示されやすいという結果になっているのです。

ドメイン年齢の古いサイトはコンテンツ数も多く被リンク数も多いことが多いため、SEOに有利となる項目を満たしており、作ったばかりの新しいサイトよりも上位に表示されやすくなるのです。

しかし、新しいサイトでも質の高いコンテンツで検索エンジンの評価基準を十分に満たしていればSEO対策の効果を出すことは可能です。そのため、ドメイン年齢の古いサイトであっても、過去のコンテンツのリライトや情報のアップデートなどのメンテナンスは必要となります。

SEO対策の効果を創出するために行うべきこと

現在のSEOでは、「継続的なWebサイトの運用」
「ユーザー視点でのコンテンツ作成」「ユーザビリティを考慮したテクニカル対策」の3点を抑えることで、より効果が出やすくなります。

ここでは、それぞれの対策について詳しく解説していきます。

継続的なWebサイトの運用

前述した通り、サイトのドメインが古いほどSEOの効果が出やすい傾向があります。
また、効果が出ないからとすぐやめてしまうのではなく、定期的な更新やメンテナンスを継続的に行い、しっかりと運用を行うことが大切です。

ユーザー視点でのコンテンツ作成

Googleは、ユーザーファーストな検索エンジンを目指して常にランキングアルゴリズムのアップデートを行なっています。

そのため、ユーザー視点な内容になっているコンテンツが検索エンジンから評価されやすくなります。ユーザーの求める情報やユーザーの課題に応える内容など、ユーザーユーズを満たしたコンテンツであることが重要です。

実際に2022年5月に行われたGoogleのコアアップデートでは、サイトドメインよりもコンテンツの質が重視されている傾向がありました。今後もこの流れは強まるのでないかとの見方もあります。

まずは、検索結果で上位表示される競合のサイトを確認したり、対策キーワードに関連するキーワードを確認し、ユーザーニーズを把握することが大切です。
また、新しい情報に更新することもユーザーニーズを満たすことに繋がります。そのため、公開済みのコンテンツに関しても情報の更新を行うようにしましょう。

ユーザビリティを考慮したテクニカル対策

ユーザーの求める内容であることはもちろん、サイトの使いやすさや見やすさも検索エンジンからの評価に影響します。ユーザー視点で作成されたコンテンツであっても、見にくかったり操作しづらかったりすると、ユーザーはページから離脱してしまいます。

Googleが目指す「ユーザーファースト」とは、ユーザー視点であるコンテンツだけではなく、ユーザビリティを考慮したサイト設計も含まれます。

インターネットやスマートフォンの普及に伴い、ページの表示速度やモバイル対応などさまざまな評価基準が追加されています。

そのため、ユーザーがストレスなく閲覧できるよう、ユーザビリティを考慮したテクニカル対策も重要となります。

これら3点を抑えることで、より高いSEO効果が期待することができます。

まとめ

本記事では、SEO対策の効果測定のポイントや期間の考え方について詳しく解説してきました。これからSEOを自社で行う場合には、自社の伸ばしたい目標にSEO対策がはまるかを検討した上で実施する必要があります。

SEO対策に関して、こちらにまとめていますので、是非ご覧ください。
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中野史織

記事の投稿者: 中野史織

Appmartの営業担当です。コンテンツマーケやSEOを通して、クライアントの成果に繋がるよう励んでいます!47都道府県制覇に向けて毎シーズンどこかしらにお出かけ中。

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