初めてでも大丈夫!インタビューの方法とコツ。必要な準備や段取りも紹介

インタビュー中

インタビュー記事は、現場や本人から生の声を取り入れることができ、対象の情報をより深く記事にできるメリットがあります。しかし、限られた時間で情報を引き出すには、インタビュアー(質問者)側の技量が求められるもの。取材対象の知識は必要ですし、緊張して会話が発展しないこともありえます。

事前準備やコツがわかっていれば、初めてでもスムーズに質問できるでしょう。弊社が行ってきた取材(インタビュー)方法も含めて、当日の流れや終了後のポイントまでご紹介します。

取材対象の調査

インタビューするときの調査

調査をする理由

事前に、取材対象者や関連するものにについて必ず調査をしておきましょう。
相手をよく知らないままインタビューに臨んでも、「なぜ」と質問ができませんし、話も広がりにくくなってしまいます。せっかく時間を作ってインタビューしたにもかかわらず、薄い内容で終わってしまう可能性大です。

情報を引き出すには“相手と(インタビュイー)同じくらいの知識を得る”ことを前提にしてください。
同じ目線だからこそ、質問できることもあります。相手からしても、ある程度知識を持った人のほうが話しやすいです。
また、「興味を持ってくれている」と好感を持ってくれるので、インタビューをするうえで信頼関係を構築できるでしょう。

濃い話をしたいのであれば、最低限のマナーとして事前調査は必須です。また、このような調査を行っておくと初回のアポイントで交渉しやすいでしょう。

調査ポイント

インタビューする相手によって調査対象はさまざまますが、できる限り多くの知識を持ってインタビューに挑みましょう。

考えられる範囲では、まず取材相手や企業のWebサイトを見に行きましょう。社史、サービス(事例)、ビジネスの方針、企業理念、商品、業界知識・ニュースなど、可能な限り情報を集めてください。
取材相手に関する記事や書籍が発行されている場合もあるので、そうしたところからも積極的に情報を吸収してください。

調査を進めていくと、取材対象がどのような課題、展望、プラス・マイナス面を持っているかなど、全体像が見えてきます。このバッググラウンドを自分の中に落とし込めれば、疑問・質問が自然に湧いてくるでしょう。これで、ベースは完成です。

インタビュー形式(構成)を決める

インタビュー記事には、①対談形式②一人称形式③三人称形式の3タイプがあります。まず、どのような形式で記事を展開するか決めましょう。

①対談形式

実際のインタビューの流れから、必要な部分だけ書き起こして使います。
対談ベースのため自然な会話の流れになり、文体もややカジュアルなものになるでしょう。対談する中で気になった情報を積極的に聞き出すことがポイントです。

また、一問一答形式も対談ベースでおこなうものです。「好きなものは何ですか」「休日は何をしていますか」など、簡潔な質問に対して回答をテキストに起こします。
質問がそのまま見出しになることが多く、読み手が知りたい回答が見つけやすい記事ができます。確実な回答を得て、記事で見やすく伝えたいという場合には有効でしょう。

②一人称形式

一人称形式はインタビュアーが語り手として記事が展開していきます。インタビュアーの視点を通して書かれるため、書き手の表現(言葉選びや言い回し)や人間性などが文章に表れます。
常に読者に話しかけるような流れになるため、親近感を持ってもらいやすいです。ただし、書き方によっては、取材内容やインタビュイーの意図とずれてしまうこともあります。

③三人称形式

三人称形式は、インタビュアーが第三者視点で客観的に書いていく形式です。主に「だ、である調」で論理的な文章となるため、やや堅い文体が合っている媒体に向いているでしょう。インタビュー時の相手の仕草や表情を観察しつつ、事実だけを書いていくとまとまりやすいです。

質問内容を練る

形式を決めたら、記事のストーリーゴールを決定しましょう。記事の企画を考える段階なので、インタビュー形式(構成)に合わせて、必要な質問項目をまとめてください。誰に対する記事なのか、読み手となるユーザーの目線を考えて質問内容を練りましょう。
当日、情報を的確に引き出しインタビューを進めるために必要です。とくに、記事の核となる部分を明らかにする質問は必ず決めておくべきです。可能であれば、質問項目は取材先に事前共有してしまいましょう。

記事に写真を掲載する場合には、この時点で写真の構図も決めて共有しておきましょう。当日スムーズに撮影をお願いできます。

録音・撮影機器を準備する

ICレコーダーとカメラ

ICレコーダー(録音機器)

インタビューには、必ずICレコーダーを持って行きましょう。会話を録音しておけば、記事を作成する際に何度も聞き返すことができますし、相手に内容を問い合わせる手間も省けます。
スマートフォンにもレコーダー機能がありますが、電話や何らかの通知によって阻害される可能性もあります。場合によっては、取材中に軽く調べ物をすることも考えられるので、できるだけ録音専用としてICレコーダーを用意しましょう。

メモをとれるもの

録音機器で会話を記録しているとはいえ、念のためメモをとれるものを用意しておくといいでしょう。
メモ帳とペン。もしくはパソコンのメモ帳機能を使ってメモをとってください。
質問項目ごとに区切った質問表などを用意してメモをすれば、後々編集しやすくなります。

カメラ

インタビュー記事に写真を入れるなら、撮影用のカメラが必要です。
写真も、記事の質を大きく左右します。撮影環境にもよりますが、デジタル一眼レフカメラで、ある程度のスペックのものであれば自分たちでも撮影が可能です。また対象やクオリティによっては、レフ版や照明なども必要になります。社内にカメラマンがいなければ、プロのカメラマンなどに外注することもできます。

スケジュール表(香盤表)/企画書

当日のインタビューの流れを文書として作成し、持って行きましょう。
あらかじめ決めた構成と質問内容を、事前、当日に共有できるようにしてください。
当日は取材対象者以外の同席も考えられるため、もしもの際を想定して余分に持っていくとスムーズでしょう。

インタビューのコツ

インタビュー終了

ポイント1:アイスブレイク

アイスブレイクとは、初対面の人々が緊張をほぐし、打ち解けた状態でインタビューに臨めるようにする手法です。取材開始時にはまず自己紹介をして、企画についてあらためて説明しましょう。内容や目的を共有することで、場に一体感が生まれます。
もしここで認識の齟齬や共有漏れがあれば、きちんと説明したうえで進めてください。企画内容を理解してもらえているか、という最終段階での確認の意味もあります。

ポイント2:質問をコントロール

質問には、事実を確かめたいもの、相手の自由な答えを聞きたいものなど、いくつか種類があるでしょう。それらの質問に対してきちんと回答を得られるよう、コントロールが必要です。話が脱線した場合や時間が押していたら一度仕切り直してください。

話が展開するとさまざまな情報が聞き出せますが、掲載できない情報が含まれていないか都度確認しておくと、あとで執筆・編集がスムーズでしょう。

ポイント3:興味をもって楽しむ

こちらが興味を示すことで、相手は気持ちよく質問に答えてくれます。リアクションは普段の会話よりも大きくとってください。「あなたに興味がありますよ」という気持ちを伝えることが大切です。そのうえで、取材を楽しむようにしましょう。

ポイント4:写真の構図

写真撮影の際には、事前に決定した構図に従って撮影しましょう。場合によっては、インタビュー後にそれらしい風景を撮影させてもらうこともあります。原稿に合う構図で撮れているか、きちんと確認しつつインタビューを進めましょう。

インタビュー終了後

インタビューが終了したら、協力してくれた相手にお礼を述べましょう。「取材をさせていただきありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えてください。
その後は、アフタートークが発生することもありますので、あまりくだけすぎない範囲で、会話を楽しみましょう。後日、原稿チェックといった確認作業を依頼する予定があれば、今後のお話として伝えておくと親切です。

▼インタビュー後の記事化は、取材内容を覚えているうちに着手すると書きやすいです。

段取りよくおこなう

インタビューは、全体の流れをおさえて事前準備をしっかり行えば、非常に有意義で楽しいものです。

当日緊張してしまっても、しっかりと調査、記事の構成、質問項目を用意していればインタビューをスムーズに進めることができます。スケジュール調整はもちろん、事前共有する企画や資料の送付など、最後まで取材した者、ライターとして責任をもって原稿を仕上げましょう。

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