ホワイトペーパーの表紙に適したデザインとは?デザインサンプルも紹介

whitepaper-hyoushi-design

・「ダウンロードされるホワイトペーパーを作りたいが表紙がうまく作れない」
・「ホワイトペーパーの表紙デザインの参考例を知りたい」
上記のような疑問を持っている方もいるでしょう。
結論からいえば、ホワイトペーパーの表紙デザインはリード獲得において非常に重要な役割を持っています。なぜなら、読者はWeb上に掲載されている表紙を見てそのホワイトペーパーをダウンロードするか否かを決めるためです。
そのためホワイトペーパーの表紙は、読者にとって魅力的、つまり読者が求めている情報をバランスよく、かつキャッチーに表現する必要があります。
しかし、具体的にどのように作ればいいのか分からない方が多いため、この記事では、ホワイトペーパー制作実績を多数持つ弊社Appmartの知見から、成果を最大化するホワイトペーパーの表紙の作り方について解説します。
5分程度で読み終えられる内容となっていますので、ぜひご参考ください。

ホワイトペーパーの表紙は何故重要?

whitepaper-hyousi-1
ホワイトペーパーの表紙が重要となる理由には、以下の点があります。
・DL数に影響する
・実際に読んでもらえるかどうかに影響する
それぞれ詳しく解説します。

ホワイトペーパーのダウンロード数に関わる

大前提として、ホワイトペーパーの表紙はダウンロード数に影響を及ぼします。見込み顧客がホワイトペーパーをダウンロードする際、表紙以外に得られる情報は多くありません。そのため、ホワイトペーパーのテーマや魅力を視覚的にアピールできる表紙は重要な要素となります。
例えば、多くの企業はホワイトペーパーをリード獲得に活用していますが、その手法としては
・Webサイト内へのホワイトペーパー設置や広告
・メルマガを活用したホワイトペーパーのダウンロード促進
が一般的です。上記の手法では、ホワイトペーパーの表紙をダウンロードへ誘導するフックとする場合が多く、常に読者はホワイトペーパーを表紙のデザインを見てダウンロードするか決めています。

そして多くの場合、見込み客がホワイトペーパーをDLするかしないかの決断は数秒の間で決定されるため、デザインを通じて見込み顧客に興味喚起できるホワイトペーパーの表紙は、DL数に影響を及ぼす要素の一つといえます。

ホワイトペーパーを読んでもらえるかに影響する

ホワイトペーパーの表紙は、ダウンロードを行った見込み顧客が内容をしっかりと読むかどうかを左右する要素の一つです。しっかりと作り込んだ表紙を制作することにより、ホワイトペーパーを読む前の読者に「内容を読む価値がある」と判断してもらいやすくなります。

具体例として、内容が全く同じホワイトペーパーA(しっかりとデザインされた表紙)と、B(デザインが施されていないもの)について考えてみましょう。
しっかりとデザインされた表紙
上記の2つの画像を見比べてみると、左の画像のように目が留まりやすいデザインされた表紙の方が中身を見てみたいと思われるはずです。

このように、ホワイトペーパーの表紙は資料自体のダウンロード数に影響を及ぼすだけでなく、実際に読んでもらえるかどうかの判断材料にも含まれています。

ホワイトペーパーの表紙に入れるべき要素とは?

whitepaper-hyousi-2
ホワイトペーパーの表紙に含むべき構成要素は、以下の点です。

・タイトル
・ビジュアル
・企業(制作者)情報

それぞれ見ていきましょう。

タイトル

タイトルはホワイトペーパーのテーマや内容を端的にまとめたものであり、ダウンロードを検討している、またはダウンロードした見込み顧客に対してホワイトペーパーの内容を伝える重要な情報です。

なお、ホワイトペーパーのタイトルは長すぎず、短すぎない文字数に収める必要があります。
例えば、「コンテンツSEOのメリット・デメリットを徹底解説、施策設計のコツも紹介」と一文に全てを収めるタイトルより、「コンテンツSEOのメリット・デメリット」をメインタイトルに据え、サブタイトルに「施策設計のコツも解説」と分けた方が伝わりやすくなります。

ホワイトペーパーのタイトルは内容をまとめる必要がありますが、長大になり過ぎないよう、サブタイトルなども上手く活用し、端的に伝える工夫をしましょう。

デザイン

ホワイトペーパーの表紙デザインも読者に対し、イメージを通じて内容や魅力を伝える重要な要素です。

ホワイトペーパーの表紙に内容に直結するキービジュアルを掲載することで、表紙から得られる情報量を増やし、魅力を伝えることが可能です。

なお、ホワイトペーパーの表紙デザインに関しては内容や訴求する商材、企業のブランドイメージなどと擦り合わせて決める必要があります。

ホワイトペーパーのデザインについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。

【関連記事】読み手の興味を惹くホワイトペーパーのデザインとは?事例や成果を出すコツも紹介

企業情報

ホワイトペーパーの表紙には、ロゴや企業名といった企業情報の記載によって、どの企業が発行したものかわかるようにする必要があります。

仮に発行元の情報がない場合、どの企業が発行しているホワイトペーパーなのか判別がつかなくなってしまいます。
また、読者に対して自社を印象付ける意味合いにおいても、表紙内に発行元企業の情報を記載しておくことは重要です。

DLされるホワイトペーパーの表紙デザインの作り方

whitepaper-hyousi-3
ホワイトペーパーの表紙デザインをより効果的なものにするには、以下の要素が必要です。

・フォントや色を統一する
・自社のブランドイメージに合わせる
・過度に情報を詰め込まない
それぞれ解説します。

フォントや色を統一する

ホワイトペーパーの表紙で使用するフォントや色には、統一感を持たせるよう意識しましょう。フォントは一つのもので統一し、色数は多くて3色から4色以内に収めるのがポイントです。
フォントが所々によってバラバラになっていたり、色数があまりにも多かったりすると、表紙全体がちぐはぐな印象になってしまい、表紙で伝えたいメッセージが曖昧になります。

そのため、伝えたい情報が読者にシンプルかつわかりやすく伝わるようフォントや色の統一は必ず意識しましょう。

自社のブランドイメージに合わせる

ホワイトペーパーの表紙は、自社のブランドイメージにマッチしたテイストに仕上げるのが重要です。
前述したように、ホワイトペーパーの表紙は自社のブランドイメージを読者に印象付ける効果もあります。そのため、表紙のデザインテイストも自社のブランドイメージに合わせたものにしましょう。

たとえば、実直なブランドイメージを押し出している企業が、自社のホワイトペーパーをポップなテイストで作ってしまった場合、ブランドイメージとデザインに乖離が生じてしまいます。

また、コーポレートカラーや、サービスのメインカラーが決まっている場合は、それらを採用すると良いでしょう。

過度に情報を詰め込まない

ホワイトペーパーの表紙には過度に情報を詰め込まないよう注意しましょう。あえて表紙に余白を設けることにより、本当に伝えたいメッセージを明確化できます。

タイトルの文字量が多い、あるいは表紙ページ全体にデザインがぎっちり詰まっている場合、読者目線で「重要な情報」が分からなくなってしまいます。

上記の事態を避けるために、ホワイトペーパーの表紙には本当に伝えたい情報だけを盛り込み、適度に余白を活用しましょう。

ホワイトペーパーの表紙の参考事例を紹介

本項では、ホワイトペーパーの表紙の参考事例として、弊社が過去に制作したホワイトペーパーの表紙をご紹介します。

・デザインとテキストのバランスをとっている表紙
・余白を上手く活用している表紙
・レイアウトを工夫している表紙

上記の事例3つそれぞれについて解説します。

サンプル①:デザインとテキストのバランスをとっている表紙

whitepaper-hyousi-sample-1
上記の表紙はデザイン、テキストのバランス感を意識してデザインした表紙サンプルです。

レイアウトとしては上下で分割しており、表紙上部にタイトル・サブタイトル、下部にデザインをあしらった形です。

タイトル内の「リード獲得方法」というホワイトペーパーのテーマが青字で強調されており、サブタイトルに「Webマーケ担当者必見!」というフックが設けられているため、読者目線「Webマーケティングにおけるリード獲得について知ることができるんだな」とすぐに分かります。

また、タイトルから想起されるイメージにマッチしたキービジュアルも入っているため、デザインを通じてホワイトペーパーのテーマも強調できている事例です。

サンプル②:余白を上手く活用している表紙

whitepaper-hyousi-sample-2
こちらの表紙は余白を上手く活用するよう意識してデザインした事例です。
不要な情報やイラストの配置は避け、表紙の左上にタイトル・サブタイトル、右下に簡単なデザインを設け、適度に余白を作ることで、読者がこのホワイトペーパーの表紙で伝えたい情報となる「タイトル」に自然と目が行く表紙としています。
このように、本当に伝えたい情報を強調したい場合、表紙内にしっかりと余白を設けることが重要です。

サンプル③レイアウトを工夫している表紙

whitepaper-hyousi-sample-3
こちらの事例はレイアウトに工夫を凝らした表紙デザインです。

全体を斜めで分割しており、タイトルやサブタイトルが右斜め上に置かれているため、全体的に勢いが感じられるレイアウトとしています。

また、タイトル内で重要な「SEO」や「50選」といったキーワードが強調されているため、タイトルを見ただけで読者がホワイトペーパーの内容をイメージしやすいはずです。

さらに、表紙下部のデザインをシンプルにまとめることで、「コーディング知識一切不要」のメッセージも際立たせています。
以下の記事では、他にもホワイトペーパーのサンプルや事例をまとめているので、是非参考にしてみてください。

【関連記事】ホワイトペーパーのサンプル・事例5選!成果を出すためのノウハウも紹介

魅力的な表紙を制作し、ホワイトペーパーの効果を向上させよう

ホワイトペーパーの表紙を最大化するには、表紙をどのように作り込むか、という点も重要です。表紙をしっかりと作り込むことで、ホワイトペーパーを「読んでみたい」という読者の興味喚起を行うことができます。

しかしながら、ホワイトペーパーの目的はあくまでも魅力的な表紙で読者を感動させることではありません。あくまでも、ホワイトペーパーを通じた「リード獲得」という目的は見失わないようにしましょう。

なお、自社にホワイトペーパーの制作ノウハウがない、という場合には、ぜひ弊社Appmartまでご相談くださいませ。

ホワイトペーパー制作について問合わせる

佐藤廉

記事の投稿者: 佐藤廉

Appmartディレクターの佐藤です。 宣伝、Webライターを経験後、Webマーケティングの世界に入りました。 趣味はゲーム、ファッション、スポーツ観戦です。

↑