オウンドメディアのSEO対策。サイト構造・設計で運用をスムーズに

SEOコンテンツとユーザー

自社製品やブランドの認知向上などを目的としたマーケティング手法「オウンドメディア」を活用する企業が増えています。しかし、サイト構造や運用方法によっては、費用対効果に見合わず悪循環に陥っているケースもあるでしょう。

SNSやWeb広告などのWebマーケティングのハブとして活用できますが、きちんとした効果を得るためには、まずSEO対策を計画的に行ったうえでコンテンツマーケティングや解析・分析でPDCAをまわしていきましょう。

SEO対策①クローラーを知る

オウンドメディアを立ち上げただけでは、ユーザーとコミュニケーションができません。
そこで、SEO対策したサイト構造やコンテンツ制作を行い、クローラー(検索エンジン)から評価を受け、自社メディアを発見してもらいやすくします。

クローラーは、http/httpsのプロトコルで取得可能な情報(HTML、画像、テキスト内容など)を収集し検索順位に反映します。オウンドメディアを運用するうえで意識しておくべき存在です。

一度ではサイト内の情報をすべて収集することができないので、何度もクローリング(情報収集)してコンテンツに対して適切な評価を与えます。コンテンツをインデックスしたあと一時的に検索上位になったものの、次第に順位が下がってきたというパターンは実際多いです。このケースは、何度かクローリングした結果なので、本来の順位に落ち着いたと考えていいでしょう。

評価基準となるアルゴリズムやクローラーを理解したうえで、メディアの運用やコンテンツ制作をしましょう。

SEO対策②コンテンツの充実

オウンドメディアの中にあるSEOコンテンツ

オウンドメディアの運用には、コンテンツの充実が欠かせません。
キーワードプランナーやキーワードファインダーなどのツールを使い、コンテンツ化するフォーカスキーワードをピックアップします。ユーザーの立場に立って、自社のメディアを求めている人/興味・関心がありそうな人はどのような単語で検索を行うのか仮説を立てて選定してください。

選定したキーワードは一度シークレットモードで検索し、どのような内容のサイトがヒットしているかを調べてユーザー心理に近づきましょう。そのうえでコンテンツを作成し、公開後は定期的に検索順位やページビュー数などを分析し、経過をみます。

ドメインやトレンドの力など要因はさまざまですが、ひとつひとつのコンテンツが評価されれば、サイト全体の評価につながります。

また、リスティング広告を打っている会社であれば、CVが高いキーワードを洗い出して優先的にコンテンツ化していくことも有効です。

▼評価がのびないコンテンツは「リライト」で改善

SEO対策③内部リンク

記事数が増えてきたら、関連コンテンツを内部リンクで繋げて、サイト内回遊率を上げましょう。内部リンクを前提にコンテンツ制作を行えば、サイト内で情報の整合性を担保できるとともに、ユーザーの遷移行動から仮説を立てて次回のコンテンツ制作に活用できます。

ここで注意したいのは、やみくもに内部リンクを貼るという行為です。
基本的に検索上位コンテンツに流すようリンクを貼るか、検索上位コンテンツを入り口とし下の階層(より細分化した記事)にあるコンテンツへユーザーを流すよう設計すると良いでしょう。また、アンカーテキスト(リンクテキスト)にメインキーワードを入れることも重要。内部リンクの構造は、クローラーへの対策としても有効です。

内部リンクで、興味・関心の連鎖が続くようユーザーとクローラーをナビゲーションしてください。PVやセッション数、CTRなどの向上に期待できます。

Point:公開スケジュール

複数の記事コンテンツを関連付けるので、内部リンク前提で作成する記事はほぼ同時に公開(インデックス)させるのも手です。SEO内部対策としてテーマ出しや構成案の段階から、公開スケジュールを大体で良いので決めましょう。

関連付けるコンテンツ量や質によって公開まで時間がかかってしまうケースもあるので、ロングテールで行う場合は優先順位をつけて計画的に進めればスムーズに進行できます。

SEO対策④ディレクトリ構造

ディレクトリ構造

サイト内にあるコンテンツを見つけやすくするためには、ディレクトリ構造の設計が必須です。「コンテンツの住所」を階層にわけて設定することを意味し、ユーザーが興味・関心のある領域から、欲しい情報までたどり着けるようルートを作ります。

情報が探しやすいよう階層ごとにグループ化されていないと「閲覧までのルートが不適切」とされユーザーやクローラーから評価を受けにくくなるでしょう。

しかし、コンテンツを細分化した結果、ディレクトリ構造の階層が深すぎてしまうのも避けたいところです。クローラーがコンテンツに辿りつくまでに時間がかかってしまい、最深部にあるコンテンツを重要視しなくなってしまう可能性もあります。階層はなるべく5階層程度におさえて、重要なコンテンツは1~3の階層で発見できるよう設計しましょう。

Point:URL構造

ディレクトリ構造において、URLの設定もSEO対策として重要です。
URLは基本的に下記の並びになっています。

http://(ドメイン名)/(ディレクトリ名)/(ファイル名)

この時、ディレクトリ名はカテゴリの関連キーワードにしておくとSEOの評価を狙いやすいです。

SEO対策⑤パンくずリストの設置

パンくずリストで誘導される人

パンくずリストはディレクトリ階層の構造を表したもので、主にサイト上部に「カテゴリ1>カテゴリ2>カテゴリ3」このようなかたちで表示されます。
ユーザーが今どの階層にいるかを視覚的に示すことができ、サイト内をストレスなく回遊させることができます。

(例)事例集>○○業界の事例集>○○社の事例

…といったように「サイトの地図」を配置する事で、サイト内で迷子になることを防ぎます。

とくにトップページに表示される「カテゴリ1」はサイト全体の個性がでやすく、各サイトのコンセプトがわかります。
例えば、レジャーサイトが2つあったとして、一方は「一人」「二人」「家族」という人数軸。もう一方は、「晴れ」「雨」「くもり」「雪」という天気軸でカテゴリをつくってパンくずリストを構成した場合、同じレジャーサイトで重視している部分が違うことがわかります。

パンくずリストは、ターゲットが無意識に感じている検索意図や動機に注目して決定するのも良いでしょう。

SEO対策⑥下位コンテンツを削除

評価の低いコンテンツがインデックスされ続けていると、サイト全体の足を引っ張ることもあります。その際は、思い切ってノーインデックスし、クローリングされないようにするのもSEO対策で効果を上げるポイントです。
コンテンツを分析するうえで発見した場合、検索流入が0、順位が圏外であるものは、よく検討して非公開扱いにしましょう。

SEO対策⑦読み込み速度

ページインサイトの結果ページ
「PageSpeed Insights」の診断結果ページ

Googleは、モバイルからの読み込み速度を順位に反映する「Speed Update」というアルゴリズムを発表しました(2018年7月から導入予定)。コンテンツの質が高い価値を持つことに変わりはありませんが、近年のモバイル需要に配慮したアップデート内容となっています。
画像やデータの軽量化、httpリクエストを減らして読込速度を改善することがポイントです。

「PageSpeed Insights」では、既存のコンテンツページの読み込み速度を分析し、改善方法を提案してくれます。
サイトのパフォーマンス少しでも向上させたい場合はぜひ参考にしてみてください。

SEO対策でメディアを上位に

オウンドメディア運用の目的は、自社の商品やブランド価値の強化、新たな顧客やニーズの掘り起こしです。まずコンテンツを発見してもらえるよう、ユーザーとクローラーに対するサイト作りで評価を高めていきましょう。

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松田 慶司郎 記事の投稿者: 松田 慶司郎

オウンドメディアの運営からコンテンツマーケティングのサポート、各種プロモーションの企画など、集客におけるWEBマーケティング全般をお手伝いさせて頂いております。